英単語がスラスラ覚えられる子と、覚えられない子の違い

なぜ英単語が覚えられないのか

中学に入ってから英単語がスラスラ覚えられたら、その後の英語学習が大いに助かります。

ところが、中学1年生を見ていますと、スラスラ覚えられる子となかなか覚えられない子に分かれてしまいます。これはとても不思議なことです。

「よーいドン」で一斉に習い始めた英単語のスペルですが、中学1年の初めての中間テストで、すでにテストに出ている英単語のスペルが書けないお子様が続出してしまいます。このお子様たちの差は、どこから来るのでしょうか?

まずはスラスラ覚えられる子や覚えるスピードが早い子の特徴として、単語を、そのお子様なりが工夫して作り上げた「イメージ」で覚える点が挙げられます。

例えば、カタカナ英語などをヒントにしてイメージをつかむ(自動車のフロント・ガラス→frontは「前」→ 熟語 in front of 「前に」と暗記につなげる)、ローマ字読みによって言葉のイメージを創作しつづり字を暗記する(change = ちゃん毛(毛は生え変わる) →変わる、変える)、単語を分解して暗記する(handkerchief:ハンカチはhand「手」+ker「カー」+chief「チーフ」に分解する)などです。

このように独自のイメージ法で単語を頭に焼き付け覚えてしまっているのです。

これに対して覚えられない子はその単語を無理やり頭から丸ごと覚えようとするので、英単語が長くなり、複雑化するほど覚えにくくなっていきます。

暗記できれば良いというものでもない

英単語を覚えるのが上手なお子様が行っているやり方として3つの例を挙げましたが、実際のところ真ん中のやり方は、「発音」を犠牲にした暗記方法なので、「リスニング」と「スピーキング」のスキルが身につきません。このやり方ははっきり言って良くないやり方です。絶対にオススメしません。

最初と最後のやり方の例は、英単語の発音(英語音声で読まれた音)を正しく身に付けさえすれば、英単語のつづり字を覚えるときにとても役に立つ方法です。

2020年を見据えた英単語の覚え方が重要

2020年から英語教育が変わっていく中で、これからのお子様の英語学習は、「リスニング」と「スピーキング」も同時に身につけなければ大学入試に役に立ちません。

そういう意味で、初めて英語を学ぶお子様こそ、正しい発音を身に付けながら英単語をイメージ化、可視化して覚える方法を身に付けて欲しいと思います。

【ミラクルメソッド 英単語暗記大作戦】では、英単語を「英語の発音」を使ってイメージ化し覚える方法を、小学生のお子様に分かりやすく教える教材です。

また、【ミラクルメソッド 英単語暗記大作戦】の最終章では、「語源」から英単語のイメージ化を行っていく方法も紹介しています。分かりやすい漫画で、小学生のお子様でも英単語のイメージ化や可視化を使った覚え方を身につけられるように教えています。

この教材は、「音声」を「英単語のつづり字」に結びつけながら、同時にイラストを使って英単語の意味もイメージとして伝えますので「リスニング」「スピーキング」のスキルも身につけることができます。